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7月講演会 稲葉俊郎「人生における死生観の位置づけ」
「人生における死生観の位置づけ」
講師 稲葉俊郎 医師、医学博士、作家 慶應義塾大学大学院 システムデザイン・マネジメント研究科(SDM) 特任教授
日時:2026年7月26日(第4日曜日)13時30分~15時30分
場所:日本心霊科学会館 2F
受講料:会員2500円 一般3,500円
場所:日本心霊科学会館2F 西武新宿下落合駅より徒歩3分
新宿区上落合1−12−12
事前予約制 6月26日(金)14時から
事務局:03-3362-7111
予約・問い合わせ
事務局 03(3362)7111
お振込み先
公益財団法人 日本心霊科学協会
★ゆうちょ銀行
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019(ゼロイチキュウ)店 当座 0037677
講師より講演内容について
私は医師として長く医療現場で働いてきました。死に関する物語は自分自身が生命や人生の危機に瀕しないと開示されないこともあり、多くは表に出てきません。ただ、生死を扱う医療現場ではあらゆる事例を経験しました。また、医療技術がどんなに発展しても死は避けられないものですが、死を迎える本人や、周囲の家族や友人など、生きていく中で豊かな死生観を育むことは重要な課題です。よりよい人生を送るために、人生の中に適切に死生観を位置付けていく必要があります。
本講義では日本での死生観の歴史を振り返ります。芸術として表現される死生観の例として能楽という文化もあります。国や文化、時代によってさまざまな死生観や死のイメージがありますが、普遍的で本質的なものを探していく一助になれればと思います。誰かの死生観を「正しい・間違っている」と二元論でジャッジするよりも、それぞれの死生観を尊重しお互いを認め合うことが大切なことではないでしょうか。仏教学者の鈴木大拙は、スウェーデンボルグの思想を日本に初めて本格的に紹介した人物ですが、スウェーデンボルグは「愛と慈愛(善)こそが宗教の本質である」と説きました。どの宗教を信じているかよりも、その人が「いかに善い生活を送ったか」こそが、宗教の核心であると述べ、そこに大拙も共鳴したのです。先人たちの考えに敬意を表しながら、現代の死生観を考えてみたいと思います。
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稲葉俊郎 プロフィール
稲葉俊郎。1979年熊本生まれ。医師、医学博士、作家。東大病院、軽井沢病院勤務を経て、慶應義塾大学大学院 システムデザイン・マネジメント研究科(SDM) 特任教授。「いのちを呼びさます場」として、湯治、芸術、音楽、物語、対話などが融合したwell-beingの場の研究と実践に関わる。西洋医学だけではなく伝統医療、補完代替医療、民間医療も広く修め、医療と芸術、福祉など、他分野と橋を架ける活動に従事している。著書に『いのちを呼びさますもの』(2017年、アノニマ・スタジオ) 、『いのちは のちの いのちへ』(2020年、アノニマ・スタジオ)、『ころころするからだ』(2018年、春秋社)、『からだとこころの健康学』(2019年、NHK出版)、『いのちの居場所』(2022年、扶桑社)、『ことばのくすり』(2023年、大和書房)、『山のメディスン』(2024年、ライフサイエンス出版)、『肯定からあなたの物語は始まる』(2025年、講談社)など。
