吉田綾霊談集

吉田綾霊談集(25)

自分の運命は自分で切り開いて行くという信念とその術を忘れ、いたずらに神仏におんぶしてこれに頼り、本来の自分を忘れて居るという行き方は、人間は何の為にこの世に生まれ出て来たのかの意義を忘れた根本の考え方に、誤りがあるのであります。 (上巻78...more
吉田綾霊談集

吉田綾霊談集(24)

仏典には「諸行無常色即是空」とあり、キリスト教の聖書には「空の空なる哉、すべて空なり」とあります。 たとえ身は高級車にふんぞりかえろうと、流行の衣装を身に着けて誇ろうとも、所詮は空しきこの世の営みであると、かく観じますと、この世はすべて空と...more
吉田綾霊談集

吉田綾霊談集(33)

他人の不足を思っても、自分の魂の向上を妨げるにすぎぬ。 (上巻179頁、昭和44年、Copyright © 2004 公益財団法人日本心霊科学協会)
吉田綾霊談集

吉田綾霊談集(32)

「人間この世だけの勝負だ! 死んだら自分と言うものは全く無くなる」と言う事なら、何と味気無いつまらぬ、そして淋しい人生ではないでしょうか。 ところが心霊研究の結果、この自分は死んでも死なない生き通しの自分であって、死とは先祖の大勢居られる次...more
吉田綾霊談集

吉田綾霊談集(31)

古い心霊家は別としまして、なまなかの学徒は、何か意にかなわぬ事があると、すぐはげやすいものですが、いくら試みられても屈しない心の強さが欲しいものです。 (上巻150頁、昭和43年、Copyright © 2004 公益財団法人日本心霊科学協...more
吉田綾霊談集

吉田綾霊談集(30)

道をはずした生活をしている時は、心がイライラして心わびしく暗く、晴れやかな心にはなれません。人としての道を踏み、努力心に燃えている時は心楽しく生き甲斐を感じます。 (上巻121頁、昭和43年、Copyright © 2004 公益財団法人日...more
吉田綾霊談集

吉田綾霊談集(29)

心霊学徒にして、若し非凡の人物となり、非常なる仕事を成し遂げようとする者は、天地崩るるも動かざる程の志と、勇猛壮烈鬼神もこれを避ける程の気力を要します。 けだし富貴も心を蕩せず、威武にも屈する事が出来ない、而して正義を行うに当たっては水火も...more
吉田綾霊談集

吉田綾霊談集(28)

与えられた義務はそれを遂行する事によってのみ軽くなる、それから逃げる事によっては決して免れる事の出来ないものであります。 逃げた義務は、支払わない借金の様なもので、その人の潜在意識がからみついています。 与えられた境遇や環境に就いても同じ事...more
吉田綾霊談集

吉田綾霊談集(27)

今や洋の東西を問わず、知識階級の間で、この正しい心霊研究をする者が日につぎ盛んになって来た事は、人間味を深く掘り下げて考えれば考える程、如何なる宗教でも壁につき当たり、自然とその根底に潜む心霊研究せざるを得なくなって来るからであります。 こ...more
吉田綾霊談集

吉田綾霊談集(50)

心霊は、諸の宗教、又、科学以上の世界を取り扱っていますが、科学に反するものでもなく、諸の宗教を否定するものでもなく、これを包むものであります。 従ってすべてを科学的に割り切り、経済的に割り切ろうとする事は早計でありまして、心霊家はこの様な心...more