吉田綾霊談集

吉田綾霊談集

吉田綾霊談集(10)

人間には二つの面があります。それは物質的と霊的面とであります。 従って人間の、興味の対象となるものにも物質的なものと霊的なものとがある訳であります。 ところが、霊的な面と物質的な面とは一つの実在のものの、互いに半面であります。従って物質的な...more
吉田綾霊談集

吉田綾霊談集(09)

人生とは舞台の上で芝居をして居る様なもので、波がいくら起こっても、水と言う正体が減るものでも、又増すものでもありません。 類魂から見れば皆同じ並みの魂で、只その役割が各々異なって生活して居るので、役割に貴賎は無く、あたえられた役割を、いかに...more
吉田綾霊談集

吉田綾霊談集(08)

どんなに恵まれているかに見える人でも、時により、心に隙間風が吹き抜ける淋しさを否めません。その瞬間、守護の霊との絆に、隙が出来たと思って間違いありません。 人を守護出来得る境地を許されている程の霊は、明るく積極的で、こうと定めたら一目散、や...more
吉田綾霊談集

吉田綾霊談集(68)

己の心の欲するところ、即ち、欲望を満足させることをもって楽しみとしている人は少なくありませんが、これでは、楽しみを欲求する心にひかれて、却って苦しい境遇におかれるわけであります。 これに反して道、即ち心霊学徒の道に徹した人は、己の心の欲情を...more
吉田綾霊談集

吉田綾霊談集(07)

人間は、今与えられている仕事を怠けようと思えばいくらでも怠けられるし、又勤勉に働こうと思えば人一倍働けます。 それがその人間には、他の動物と異なって自由性を持っている所であります。 この自由性を持つが故に、自分の行った事については、常に責任...more
吉田綾霊談集

吉田綾霊談集(05)

バラの木に、香り高い美しい立派な花を咲かすには、野バラの根に他から高貴なバラの枝を持って来て、接木いたします。 これには技術を要しますが、とにかく、接木した花と同じ美しい大輪をつけます。 この事は、野バラは代々流れて来ている先祖の悪因縁とい...more
吉田綾霊談集

吉田綾霊談集(04)

万物は流転する。今始まったものではない。 夏目漱石が“猫”の中で持ち出しているし、『方丈記』の中に、行く河の流れは絶えずしかももとの水にあらず。 又、ヘーラクレイトスは先ずこう言っている。万物は移ってゆき、何一つ止まるものはないと、更に、存...more
吉田綾霊談集

吉田綾霊談集(03)

皆様がこの心霊科学協会に御見えになるという事は、幸せにつながる。 即ち幸せばかりの花の開く終点につく汽車の切符を手に持たれた事です。 乗り方を間違えなければ、必ず幸せの終点に着きます。 そこには除霊の泉あり。人の病を治し、人の世の為に働く人...more
吉田綾霊談集

吉田綾霊談集(01)

唯物論者は、現れているものの奥にある心について、全然分っていないようです。 物質が一定の形を保っているのは、その構成分子を一定の形に保たせる心の働き、つまり魂があるからであります。言いかえれば、霊魂の働きがあるからであります。 どんな形のも...more
吉田綾霊談集

吉田綾霊談集(21)

全体の自分の魂がちゃんと本来の所に坐っていたら、腹は立たぬし、怪我はしない。 相対の眼で見るから悩む。何事ぞや、今は魂の修行中だと徹底すれば、進んでぶつかって喰ってしまえば、不満はない。 いわゆる、天を恨まず、人を咎めず、自分より出て自分に...more