吉田綾霊談集(05)

吉田綾霊談集

バラの木に、香り高い美しい立派な花を咲かすには、野バラの根に他から高貴なバラの枝を持って来て、接木いたします。

これには技術を要しますが、とにかく、接木した花と同じ美しい大輪をつけます。


この事は、野バラは代々流れて来ている先祖の悪因縁といたしますと、接木した事は、野バラという良くない因縁に、接木によってよい因縁に変えた事になります。

然し時々本根(もとね)の野バラの芽がのびて来ます。これを駆除しないと、又もとの野バラに返ってしまいます。


これを心霊的に見ますと、野バラは先祖から流れて来ている悪い因縁に、接木した事は、心霊家のみが行える因縁解除であります。

そうして、時々芽吹く野バラの根は、縁に触れ現れようとする古いよくない悪因縁でありましょう。それを駆除するのは、このところで統一される事です。
(上巻233頁、昭和46年、Copyright © 2004 公益財団法人日本心霊科学協会)

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