4月連続講座 津城寛文「高等スピリチュアリズムの証言─霊言を再読する」霊界通信概説、カルデック、モーゼス、オーウェン、シルバーバーチ…

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連続講座
「高等スピリチュアリズムの証言――霊言を再読する」
Testimonies in Higher Spiritualism: Re-reading of Sprit Teachings

講師 津城寛文. 筑波大学名誉教授

【連続講座スケジュール】
第1回   4/6(日)「霊界通信の概説 預言、霊界通信、チャネリング」
第2回   10/5(日)「カルデック」
第3回 12/7(日)「モーゼス」
第4回   2026/2/1(日)「G・V・オーウェン」
第5回   2026/4/5(日)「シルバーバーチ」

時間:13時30分~15時30分
場所:日本心霊科学会館 2F
受講料各回:会員2000円 一般3000円(5回分おまとめできます)事前予約制 1月17日(金)14時から(窓口、電話にて)会場受講、オンライン(後日クラウド視聴)配信もあります
事務局:03-3362-7111

会場参加される方は、当日お待ちいただく時間を短縮するため、電話予約後に、極力お振込をお願いしています。また、オンライン申し込みの方は、5回分おまとめのお支払が可能です。
予約・問い合わせ 事務局 03(3362)7111

【お振込み先】公益財団法人 日本心霊科学協会
★ゆうちょ銀行
口座記号番号00150-3-37677
★他金融機関からの振込用口座番号
019(ゼロイチキュウ)店 当座 0037677

連続講座プログラム内容

第1回   4/6(日)「霊界通信の概説 預言、霊界通信、チャネリング」
著名な霊界通信を、旧約預言からチャネリングまで射程に入れて、スピリットの証言として再読する。英国三大霊訓とされる、W.S.モーゼスによる『霊訓』、G.V. オーウェンによる『ベールの彼方の生活』、M. バーバネルによる『シルバーバーチの霊訓』と、それに先立つ、フランスのA・カルデックによる『霊の書』を中心に、それぞれの特徴を比較対照する。カルデックは、心霊哲学全般、輪廻説が特徴で、通信霊は多数。モーゼスは、比較宗教学的。通信者はインペレータ霊団。オーウェンは、霊界の構造、霊の向上。通信者は亡母→上級霊。シルバーバーチは、人生の指針、トランス発話。その他、「マイヤーズと名乗る霊」が、ジェラルディーン・カミンズを通して、霊界の構造、霊の進化を説いた。スウェーデンボルグは、霊媒ではなく、霊界旅行により見聞したことを証言した。また聖書に霊的解読を施した。ケイシーはトランスにおいて、カルマや治療について発話した。通信者はとくに名乗っていない。浅野和三郎が扱った霊界通信、荒深道斎の霊言は、日本の事例として扱う。
証言内容は、1つには、究極の哲学、「心霊哲学」、原理、創造論、宇宙論、存在論、生
命論、精神と物質について説かれる。2つには、歴史社会の哲学で、これは霊界の法則、霊界の種類、組織と、地上の歴史地理、歴史法則、進化、戦争と平和、社会組織について説かれる。3つには、人生・生活の哲学、道徳、家族、友人関係、生者と死者の関係、運命などが説かれる。それぞれの霊界通信において、どこが重点的か、特徴がある。

第2回   10/5(日) 「カルデック」  カルデック『霊の書』( La Livre des Espirits, 1857. The Spirit’s Book, 1869)をテキストにして、輪廻、守護霊などを中心に、再読する。

第3回   12/7(日)モーゼス    『霊訓』モーゼス『霊訓』(The Spirit Teachings, 1883)をテキストとして、比較宗教学的な部分を中心に、再読する。

第4回   2026/2/1(日)G・V・オーウェン   オーウェン『ベールの彼方の生活』(Life Beyond the Veil, ab. 1925)をテキストにして、さまざまな世界のビジョンを再読する。

第5回   2026/4/5(日)シルバーバーチ バーバネル『シルバーバーチの霊訓』(ab. 1938~1969) をテキストにして、とくに参加者との質疑を中心に、再読する。

連続講座開催に当たって

スピリチュアリズム、心霊研究には、20歳ころから関心を持って、学びつつ、多少の実践もしてきました。その後、宗教学の教員になってからも関心は持ち続け、50歳近くなって、やっと著書の中心テーマにすることができました。その間、霊界通信のうち、とくに「霊訓」=「高級霊の教え」と言われるものを、20年ほどは教典を読む気持ちで、その後の20年ほどは研究の対象として批判的にも読んできたわけですが、いずれの読み方をしても、大いに精神・霊魂の糧になりました。

 カルデック、モーゼス、G・V・オーウェン、シルバーバーチなど、貴重な文書を通信された霊、それを伝えた霊媒、それを編集した関係者への感謝とともに、これらの文書を読む機会に恵まれた自らの幸運に感謝します。今回、連続講座の機会をいただき、霊界通信に同様の関心を持つ方々とともに、高級霊の教えを貴重な証言として再読したいと思います。 津城寛文

津城寛文(つしろ・ひろふみ)プロフィール

1956年8月、鹿児島県生まれ。筑波大学名誉教授、歌人(日守麟伍)。東京大学農学部林学科卒業、東京大学大学院宗教学宗教史学専門課程博士課程単位取得退学。博士(宗教学、国学院大学)。著書『鎮魂行法論』(1990)、『<霊>の探究』(2005)、『社会的宗教と他界的宗教のあいだ』(2011)、『無きものとされた近代知』(2022)、津城匡徹名で『宗教と合法性』(2023)、日守麟伍名で『古語短歌』(2019)など多数。

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