心霊学徒にして、若し非凡の人物となり、非常なる仕事を成し遂げようとする者は、天地崩るるも動かざる程の志と、勇猛壮烈鬼神もこれを避ける程の気力を要します。
けだし富貴も心を蕩せず、威武にも屈する事が出来ない、而して正義を行うに当たっては水火も辞さない位の決心で、これを行う時には、何事も他人に依附せず自ら行わなければなりません。
それは何事も人より勝らんとするならば、人に勝る静慧と、その勝る行いがなくてはならないからです。
(上巻115~116頁、昭和43年、Copyright © 2004 公益財団法人日本心霊科学協会)