「精神統一研修会」の一時休止と「祖霊祭」の規模縮小について

                応用研究部長 常務理事  半田栄一

 今回の精神統一研修会の一時休止は、新型コロナウイルス感染予防のためであり、社会的な情勢や医療従事者の意見にかんがみて、安全性を第一に考えました。

また、祖霊祭は本協会が永きにわたって行なってきた伝統的な行事であるだけでなく、われわれと深く密接な関係にある祖霊の浄化向上を協会員が心を合わせて祈願する最も大切な祭儀といえます。そのために新型コロナウイルス感染に対する万全な対策を行った上、理事等のごく限られた少数の役員によって、心をこめて行います。

協会として、祖霊に対する浄化向上祈願の行為は、協会の最も中心的な理念と信条に基づくものであるといえます。

一方、精神統一も本協会における霊性研究と実践・実修の最も大切な営みですが、これはわれわれ会員一人一人の魂、霊性の向上をめざす実践的な学びであり、「修練」といえるでしょう。継続的に実施されることが望まれます。

今回の新型コロナの感染拡大状況と緊急事態宣言発令下において、公益性を負う本協会としては、一定期間の精神統一研修会の休止(三月末まで)の判断をせざるを得ません。

本協会の会館に来て実際に精神統一することは、大事な学びの体験ですが、この休止期間は本協会の関係図書を通して「霊性」についての学びを深め、静かに家で自ら考え、自己の心のあり方を反省する良い機会であり、「有意義な時間」ともなり得ます。「精神統一研修会」と「霊査」に全面的に「依存」することは、精神統一本来の意義に沿うものではありません。

以上の点をご理解の上、会員各位の一層の「霊性の向上」のための学びを期待いたします。

 

*なお、現在は「3月末までの休止」としておりますが、感染状況の変化によっては、さらなる延長または、それ以前の再開もあることを申し添えます。

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