吉田綾霊談集(60)

吉田綾霊談集

全体の自分の魂がちゃんと本来の所に坐っていたら、腹は立たぬし、怪我はしない。

相対の眼で見るから悩む。何事ぞや、今は魂の修行中だと徹底すれば、進んでぶつかって喰ってしまえば、不満はない。

いわゆる、天を恨まず、人を咎めず、自分より出て自分に帰るか、この因縁果の三方の理を極めたら、

おもしろの 浮世なりけり まながひに ふるるもの皆 めぐし美し


になりましょう。
(上巻170頁、昭和44年、Copyright © 2004 公益財団法人日本心霊科学協会

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