全体の自分の魂がちゃんと本来の所に坐っていたら、腹は立たぬし、怪我はしない。相対の眼で見るから悩む。何事ぞや、今は魂の修行中だと徹底すれば、進んでぶつかって喰ってしまえば、不満はない。いわゆる、天を恨まず、人を咎めず、自分より出て自分に帰るか、この因縁果の三方の理を極めたら、
おもしろの 浮世なりけり まながひに ふるるもの皆 めぐし美し
になりましょう。
(上巻170頁、昭和44年、Copyright © 2004 公益財団法人日本心霊科学協会