人は類魂の使命により、自己にふさわしい因縁を背負ってこの世に修行に出て来て居るのであってみれば、修行には常に苦は付き物であります。
然しその人その人によって苦の感じ方が異なると思います。これを端的に言うならば、“ある”と“ありたし”の二つが衝突するからであります。
そこで静かに背後霊に聞いてみるならば、お前の現実と希望の差が離れ過ぎるのだと申されましょう。差があればある程中に立つ霊の種類が多くなり、多くなればなる程、苦が増すという事になります。

(上巻158頁、昭和43年、Copyright © 2004 公益財団法人日本心霊科学協会